青山 治樹 のブログ

ベンチャーの勝ちパターンを使って個人から豊かになる!

答えるのに困る質問、年収はいくらですか?

 

「年収は幾らなんですか?」

時々こんな質問をいただきます。

 

わたしよりずっと若い方から年収を聞かれた場合、

色々なことに気づいて欲しいので正直に答えています。

 

「所得は年間1億円を超えていましたが、

今は投資に回しているので抑えています。」

 

世の中には私よりもっと稼いている人はたくさんいます。

自慢できる立場でもないにも関わらず、どうして私がお答えさせて貰っているのでしょうか?

 

一言でいうなら皆が気づいて経済的にも精神的にも豊かになって欲しいからです。

だから恥ずかしくても聞かれればお答えしてきました。

 

 

その前に自己紹介させてください。

 

私は金融機関に勤めるサラリーマンからスタート、ベンチャーの共同創業者を経て、

今はコンサルティングを中心とした企業経営、ベンチャー投資、不動産投資、など様々な活動をしています。

 

たいへんありがたいことに今は好きな仕事に専念できています。午前中は自分の事務所で戦略をねったり、午後は限られた仲間に会ったりして過ごしています。

自宅と事務所はほんの数分ですので家族の時間を大切にすることができています。

 

それでは年収の話に戻しましょう。

 

幸いなことに私は今の生活の中で年収を気にしないでいられます。

年収を気にするのは年に1回、確定申告のときだけかもしれません。

 

私の所得は様々なもので構成されていますし、

固定費は不動産収入など不労所得でカバーされています。

 

それだけでなく所得は年収と違って不安定なのです。

先行投資をしたタイミングなら所得は減りますし、

資産を売却すれば所得は一気に増えます。

 

 

一方年収はサラリーマンの発想だと思います。

 

給与所得を1か所から貰っていて、同期・友人と給与を比較し勝ったか負けたか、

と考えてしまいます。給与の金額が生活に直結し、いらないプライドにまで関係してしまう状態です。

私自身がサラリーマンだったときは正にこんな状態でした。

 

サラリーマンの私はもっと給料を上げるために様々な努力をしました。

深夜残業をして営業成績をあげ、難しい資格取得のために土日勉強し、仕事の効率化のビジネス書を読んでいました。

 

そもそももっとがんばって年収を上げようという発想自体が間違っています。

もっといえば年収を他人と比較すること自体誤りです。

大企業のサラリーマンをやっている限り年収の差などたいしたことがありません。

 

現在の収入はどうやって構成されているか?

自社の役員報酬、株式のキャピタルゲイン、不動産収入、などなどです。

これらの収入には必ず先行投資した資産があります。

 

金の卵を産むガチョウで例えて説明します。

私は金の卵を産むガチョウを小さいときから育てます。

金の卵を産むようになったら卵を売ってお金に換えます。

そのお金が私の収入になります。

 

この話をすると言われるのが

金の卵を産むガチョウはどこにいるのでしょうか?

 

残念ながら金の卵を産むガチョウは売っていませんでした。

自分で育てていく必要があります。

 

ビジネスですからガチョウが卵を産んでくれないケースもあります。

でも考えぬいてやったビジネスは必ずリターンがあるものです。

(もちろん私も失敗はたくさんしています。)

 

ガチョウの卵を売っただけでは生活できないケースもあります。

でも将来を想像すれば余計なものへの物欲など消えていきます。

 

それってリスクがありますよね、とも言われます。

 

私からすれば

「リスクがなさそうなもの」こそ、リスクだらけです。

 

一時社会問題になった某地方銀行と不動産会社による不正融資などがまさにこのパターンです。

 

不動産会社が家賃収入を保証(一括リース契約)、銀行は物件取得費用を全額融資、

結果的に家賃受取額から返済額が必ずプラスになるというスキームでした。

 

報道によれば物件の建築価格が不当に高かったり、書類の改ざんが行われていたり、詐欺的だったことが明らかになっています。

金利とはいえ、自己資金ゼロで簡単に家賃収入が確保できるような物件は存在しないから詐欺的にならざるを得ないのです。

 

これらの物件に投資をしていた者の中には医師、大手企業のサラリーマンなど比較的高額所得の人も含まれます。

というか社会的な立場のある人ほどリスクを避けるのでこういう話にのってしまいます。

 

実際私もこれらが明るみにでるまえ、仕事で接点のあった大手証券会社の人から「自分は年収が高いのでリスクゼロで投資できた」と自慢されたことがありました。

 

 

彼に投資スキームの内容を質問すると「それは不動産会社に任せているから」と言葉を濁したのです。

彼の話は不動産投資の経験のある私にはリスクだらけだと思いました。

自分の投資の概要を説明できない投資が上手くいくとは思えました。

 

参考までに私が不動産投資を始めたときのステップを説明させてください。

不動産投資で実績と信頼のおける人からコンサルティングを受けました。

・不動産投資とはどういうビジネスモデルなのか?

・銀行から融資を受けるときの要件は何か?

・様々な不動産投資スタイルのうち何が私にはあっているのか?

こんなやりとりを通じてコンサルタントから、

「投資の成否のかなりの部分が物件取得金額で決まる」

という本質的なことを教えて頂きました。

 

そのアドバイスにしたがって時間をかけて物件を選び不動産投資を始めることができたのです。かなりいい成績を残すことができていると思います。

当時は高いコンサルティング料だと思ったのですが最初に適切なアドバイスがあったからこそきちっとリターンを出せました。今考えるとコストパフォーマンスの良いコンサルティングでした。

 

なお不動産投資はビジネスで既に資産を持っていて、まとまった自己資金を投入できる人が行うべきものだと思います。

(私はビジネスでそれなりの元手ができてから不動産投資に取り組みました。)

 

横道にそれてしまいましたので話を戻します。

 

金の卵を産むガチョウは簡単には手に入りません。

自ら、そして経験者から一つひとつ学んで作ることができました。

オリンピックに出場するのでも、ノーベル賞を狙うのでもない、

と考えるとずいぶん気が楽になったものです。

 

自分なりに探していけば誰でもがガチョウを手に入れられると思います。

最初のガチョウはガチョウというより小さなヒヨコだと思います。

そのヒヨコの世話をしていけば金の卵を産むようになります。

 

そうやって様々な種類のヒヨコとガチョウを資産として保有した状態になると、

いつの間にか自分の年収が気にならなくなります。

年収という概念で自分を説明できないからです。

ふと気づくと、

他人と年収を比較しようという発想がなくなっていました。

誰でも時がくればそうなると思います。

 

私は年収を聞かれると金のガチョウの話をします。

ガチョウから生まれる卵=所得で生活していけるし、

卵を再投資しているので年収という発想はないし気にしていません、

こんな説明をさせて貰っています。

 

この話から

「真の豊かさを求めることの本質」

に気づいてもらえばこんなに嬉しいことはありません。

豊かさの本質さえ理解すれば生涯にわたって有効だと思います。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

新人のサラリーマンに戻れたら最初にやる一番重要なこと「ノートを買う」

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コンビニのノートとボールペンに、資本家=ビジネスオーナーの情報を書く!



 

結論からいきましょう。

もし私が新人時代に戻れたら、「ノートを買う」

 

専用のノートに資本家=ビジネスオーナーに関連していく情報を

記録していきます。

 

これを毎日続けているとどんどん楽しくなっていきます。

 

少し私の妄想につきあってください。

 

 

 

その前に自己紹介させてください。

 

私は大手金融機関に新入社員として入社、いたって平凡な経歴と能力でしたが

人からすると羨ましがられる経歴をたどることができました。

新人の営業では社長賞をとり、本部に抜擢、長期社外研修、異例の若さで役員のスタッフに抜擢されたりもしました。

 

同期からもお前の能力は並なのに運だけで得しているよね、とずいぶん羨ましがられたものです。

(それを運とは言わないと思うのですが、運の話はまた別にお話しします)

 

その後色々なことが重なってベンチャーを共同創業し、サラリーマンにお別れすることになりました。

 

そんな私が今心からの反省するのは

なぜもっと早くサラリーマンを辞めなかったのか?

なぜサラリーマンを辞めてビジネスオーナーを目指すという行動をとれなかったのか?

 

今分析すれば

サラリーマンの逆である、資本家たるビジネスオーナーになることを理解していなかったから。

 

 

資本家たるビジネスオーナーを知るために、彼らの情報をノートに書ところから始めたい。

順番に説明していきましょう。

 

 

まずはノートを買う。

コンビニにいけば200〜300円で買える普通のノートでいいです。

(メーカーとかにこだわるのは時間の浪費です)

 

表紙に自分の日付と名前を書きます。

表紙にタイトルは入れずに、2ページ目の上に例えば“ビジネスオーナーを理解する”といれます。

 

なぜ表紙にタイトルを入れないか?万が一家族、友人、会社の人に見られた場合、ネガティブな反応がかえってくるでしょう。良くいうドリームキラーです。

 

毎日ビジネスオーナーを知るための情報を集めてノートに書いていきます。これは重要だ、面白いと思ったことには下線、マーカー、などでハイライトします。

 

毎日ビジネスオーナーに関する情報を集めて記録していきます。そして毎日読みかえす。

そうやって情報の蓄積と自分の成長を毎日確認します。

 

周りに成功したビジネスオーナーがいれば以下の点についてお話を聞かせて貰いましょう。

・ビジネスオーナーに、なぜ、どうやって、ビジネスを始めたのか、

・ビジネスオーナーになって良かったこと、

・ビジネスオーナーになりたい自分へのアドバイス

 

若者からこの質問を投げかけたら間違いなく時間を作ってくれます。

(なぜなら優秀な経営者は常に優秀な若者を探していますから)

まずは取引先の社長さん、大学の先輩、親戚からたどっていきます。

お会いするときにはノートを持参して言われたことをノートにメモします。

面白い話をしてくれた経営者には、

・紹介して貰える経営者の知人、

・目標にしている有名経営者、

・参考になる本

などをお聞きしましょう。

 

重要なことを言います。

ビジネスオーナーの業種は問いません。先端的なITに限定する必要もありませんし、利益の高いビジネスを行っていれば売上規模もあまり関係ありません。

 

目的はビジネスオーナーとは何か、を知ることです。最小はどうやって初めて、どういう戦略をとってきたか、を理解することです。

 

間違っても“儲かる話はありませんか”というスタンスで会っていけません。

(会った社長さんから儲かる話がある、と言われたらその話に乗ってはいけません。それは社長さんが儲かる話であって、あなたが儲かる話ではない可能性が高いです。)

 

いきなりハードルが高ければ本からスタートしてもいいでしょう。

 

本のコスパはいいです。1,000〜2,000円ですし、何より移動時間もかからず自分のペースで読めます。

 

私から1冊紹介させて頂きたいと思います。

 

芸術起業論 村上 隆 著

「芸術には、世界基準の戦略が必要である」というタイトルで始まります。

 

村上氏は世界的な現代アートで大成功を収めています。もちろんビジネスオーナーです。村上氏はどうやって世界的なアーティストとして認められたか、その戦略を語っています。お金がなかったときの話からアート作品が1億円で売れたことまでストレートに語っています。

これを読めば自分もビジネスで同じ戦略をとればいいんだ、と思えてきます。

 

もう一つこの本を選んだのには理由があります。皆さんは現代アーティストになりたいとは(多分)思っていないからです。自分と関係ないテーマだからこそ、自分の話として置き換えるには考えなくてはなりません。

 

村上氏は以下のように書いています。

「勉強や訓練や分析や検証を重ねてゆき、ルールを踏まえた他人との競争の中で最高の芸を見せていくのがアーティストという存在なのです。」

かなり抽象度の高い文章ですので補足します。

 

現代アートの市場は欧米が中心でその歴史とルールを学んで、自分の得意な領域で勝負しましょう。日本人という立場を利用して、欧米にはない日本画×アニメ文化を欧米で理解できるアートにフォーカスをしました、ということです。

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村上隆氏は起業家でありビジネスオーナー

https://news.yahoo.co.jp/feature/1820

 

私はストックフォルムに出張したときたまたま現地美術館で村上隆展に遭遇しました。寒いというより極寒の中詰めかけた観客の熱気をみて、欧米で理解されるのはこういうことなんだと実感しました。

 

ビジネスオーナーの話に戻して、注意点を一つあげます。

会ったり読んだりする人は自分で始めたビジネスオーナーです。

大企業のサラリーマン社長は対象から外してください。自分で始めた人と事業を引き継いだ人では戦略が違います。

 

こんな形で何人かのビジネスオーナーに会い、本を読んでみてください。

必ず参考になる、大切だと思ったこと、をノートに書きだしてください。

 

重要なことは毎日見返し、毎日ノートに追加し、毎日新しい情報を手に入れること、です。ノートの種類、デジタル化する、ノート術、など最初は気にする必要はありません。

ノートとボールペン、安くて、どこでも使えて、保存が聞く、最強だと思います。

目的はビジネスオーナーを知り、自分で考えること、それ以外は全部無視しましょう。

 

最後に

私が新人に戻ったらなぜこれをやるか、について説明します。

私は金融機関にいましたので若いときから世界的な経営者にお会いしてきました。それらが積み重なって時間をかけてビジネスオーナーを理解していったのです。

 

でもビジネスオーナーを知る、ということにフォーカスして情報収集し考えていたらもっと早く理解できたと思うのです。

世の中はビジネスオーナー1と普通の人99で構成されています。

サラリーマンの世界にいたら常識的な99の世界で完結していまいます。

いつまでたっても情報が臨界点まで高まりません。

 

3か月ビジネスオーナーを知ることにだけに集中すれば3年、5年単位の節約になると思うからです。

(私が仕事とは別のノートをつけるようになったのは社会人10年目です。お会いしてきた数々の世界的経営者との会話のメモが残っていれば、と心から悔やまれます)

 

皆さんにはノートを使ってビジネスオーナーを知るところから始めて欲しいと思います。

そう遠くない将来にビジネスオーナーを目指す、という確信がもてると思います。

 

感想があればコメントを送ってください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ベンチャーの究極の勝ちパターンとは何か?

ベンチャーの究極の勝ちパターンは何か?

 

こんにちは、青山秀樹です。

 

 

これまで2000社以上のベンチャー企業のビジネスモデルを見てきて、

また私自身も共同創業者として上場を経験したことから言える

ベンチャーの究極の勝ちパターン」があります。

 

 

この勝ちパターンを知ってるだけで

資金調達があっさりとうまくいき、

高い利益率を出すことができ、

グローバルでも通用する強い経営力になる。

 

 

でも、なぜか多くの起業家が勝ちパターンを無視して

我流で挑戦してしまうから失敗するんですね。

 

 

その勝ちパターンを見ていきましょう。

 

 

 

結論から言うと、

 

勝ちパターンというのは”経営戦略”のことです。

 

この経営戦略=勝ちパターンを意識していないと、

一見同じようなことをやっていてもまったく違ったビジネスになる。

 

 

じゃあ、その経営戦略ってなんぞや?って話なんですが、

一言でいうと自社製品を持ってるということなんですね。

 

 

自社製品?そんなの当たり前ではないか?

 

と思うかもしれませんが

実はこれをやっていない、会社はたくさんあります。

かなりの大企業も完璧にはやっていません。

 

 

例えばシステム受託会社、自動車部品会社、などです。

実は日本有数の大企業がこのビジネスモデルをとっています。

 

システム受託会社は顧客のやりたいシステムを

顧客の要望にそって設計製作することになります。

当然できたもの=成果物は、顧客の所有となりますので自社商品ではありません。

 

このビジネスの課題は労働集約的であること、価格を自由に決める幅が少ないことです。

システム開発はエンジニアが必要、エンジニアの給料は分かっているので顧客から予算を決められてしまいます。

 

システム会社は、

大量のエンジニアがいて開発能力がある、

特定分野に特化して経験値を高める

コンサルティング・サービスやハードウェアをつける、

と差別化要素を作っていきます。

これらは最終的には会社そのものを商品化、ブランド化することです。

それでも価格決定の自由度が低い=利益率が低くなりますので、完璧な自社商品とは言えない部分があります。

 

 

次に自動車部品会社です。

当たり前ですが自動車部品は自動車に組み込まれて使われます。

乱暴を承知で言えば自動車部品会社は自社製品を持っていません。

いわゆる“協力会社”ということになります。

 

自動車部品を作る会社にも2種類あり、自社で部品の設計・製造を行う会社と、部品製造だけを行う会社になります。

自社で設計から行う自動車部品会社にはTier1と呼ばれ、売上数兆円のグローバルな会社もあります。

 

あるいは規模はそこまででなくとも自社製品が世界的にブランド化している会社もあります。

自動車メーカーが「○○のシート採用、○○のブレーキがオプション」などカタログやCMで宣伝している場合です。この場合は限りなく自社製品に近いと言えると思います。

 

私は今まで自動車部品会社やシステム会社で世界的大手会社と仕事をさせて頂きました。

それらの会社はまとまった資本、優秀なスタッフ、そして業界内でのブランドを保有しています。

 

上から目線で言わせて貰えれば素晴らしい会社であることは間違いありません。

ただ、

これらtのビジネスモデルは大企業に任せておいてよさそうです。

 

自社製品とは何か、を突き詰めて考えると

自社で製品を作り、自社で価格を決めて、自社で販売する

ということになります。

どれだけの完成度で構築されているか、

これで自社製品と言えるかが決まってきます。

 

 

それではこれから何を自社製品にするか?我々は何をビジネスにするか?

実はこれこそ最大の課題です。

 

私はこの数年500社以上のビジネスを見てきました。

AIベンチャー、ITサービス、金融(FinTech)、バイオベンチャー、etc

 

ベンチャー企業というからにはみな誇りと勇気をもって何等かの自社製品に挑戦していました。残念ながらすべてのベンチャーが成功できないのもまた真実です。

 

 

自分の商品の顧客を見つけられない、見つけたと思ったらあっという間に競合がでてきてしまった、、、

 

それらを乗り越えて自社製品を確立したベンチャーが利益率が高い、勝ちパターンを確立しています。

忘れていけないのはどの会社も自社製品を見つけるのに時に失敗し、回り道をし、時間をかけていました。

SNSでは1日で成功したベンチャーがでてきます。その方がストーリーとして面白いから、ベンチャーとメディアにとって都合がいいから、だけです。

 

さらに言うとこの志向錯誤の過程は本当に楽しいのです。

正確にいうと大変な思いをした試行錯誤の結果成果を出せると本当に楽しいのです。

 

これを言語化するのに3年以上の時間がかかりました。

 

私が20年前に当時上場したての経営者に会いました。エレクトロニクス部品をつくる会社を裸一貫で立ち上げた方です。仕事でご一緒させていただきそのお礼にと宴席に招待して頂きました。日本料理を食べながら私は上場まで何が一番ご苦労でしたか?と質問すると「苦労などなかった。」とおっしゃいました。

続けて「何もない最初から自社製品だけに絞っていたので苦労と言えば苦労だった。でもその最初の2〜3年が一番楽しかった。その時になれば君もわかりますよ」と言っていました。

今は売上で言えば50倍以上、日本有数どころか世界有数の会社に成長しています。

 

前回の起業の場合は

自社製品:完成度おもいっきり高、

価格決定:完成度は中、

自社販売:完成度高

だと思います。

その起業当時のことは自分自身忘れてしまい、

この数年様々なベンチャーを分析してやっと整理できました。

かなり恥ずかしいです。

 

 

 

何をビジネスにするか?答えはありません。

それでも正解があるとすれば

自社製品をつくる過程そのものが自社商品ですよ、

そしてそれは後になれば楽しいはずです、

ということです。

 

横道にそれますがこのブログについて少し考えてみます。

このブログは

私だけの判断で運営できます、

他人と競合のないオリジナルです、(恥ずかしい話は私しか知りません)

テクノロジーのおかげで配信コストは限りなくゼロです、

 

 

 

私が自分でできる情報発信する手段として、

ブログを選びました。

 

自社で製品を作り、自社で価格を決めて、自社で販売する

自社製品の条件を満たしていると思います。

 

最後にもう一度繰り返します。

勝ちパターンとは何か?

最初から自社製品をめざすこと、育てること、です。

 

平凡だけどその“覚悟“が必要だと思っています。

 

最初から高額な投資の伴う自社製品はリスクが高すぎます。

最初は小さくとも自社製品の条件を満たせるビジネスを選択し

日々磨いて自社製品の完成度を上げていきます。

 

それなりの時間がかかります。

自社商品ですから競合はいません、必要以上にあせる必要はありません。

 

最初から自社製品を育てていく、この覚悟こそが勝ちパターンだと思います。

 

最後まで、読んでいただいてありがとうございました。

はじめまして、青山 治樹 です!

はじめまして、青山 治樹というニックネームで活動しています。

 

私はテクノロジー系と言われるベンチャー企業の立ち上げに関わり、10年かけて東証一部上場、時価総額1,000億円にまで伸ばすことに成功しました。

 

その後、もっと新しい世界を経験したいと思って会社を退任しました。主にベンチャー企業の支援、新たなビジネスを研究することをやってきました。この数年は年間200社以上のベンチャー経営者に直接会ってプレゼンを聞く機会にも恵まれました。

 

 

もしこれから

自分でビジネスを始めてみたい、

ビジネスで新しい世界に行ってみたい、

もしかしたら上場とかも狙うとかできるのかも、

でも

まず何をやったらいいかわからない、

 

と思っているならこのブログはかなりの学びになるのかなと考えます。

 

自分でいうのもおかしい話ですが、

私ほど数多くのビジネスモデルに触れてきて、実際に様々な種類のベンチャー立ち上げに関わってきた人を見かけたことがありません。

 

ではなぜブログを通じて情報発信をしようと考えたのか?

そこにはこの3年の経験で得た私自身の気づきが根本にあります。

 

一言で言うと、

ベンチャーは一人でも始められる。

一人でこそできることがある。

 

ということです。

 

少し私の身の上話をすると、ベンチャー企業を共同創業したとはいえ、もともとは平凡なサラリーマンでした。

両親はまったく普通の人で、人並みに大学に行き、人並みに就職をしました。そんな普通の経歴ですから世間的な常識にしっかり染まっていました。

 

・大企業の方が偉い、

・上場企業の方が立派だ、

・社員数の多い会社が正しい、

・テクノロジーを開発する企業がかっこいい、

 

こういった価値観を当然として持ち、それに対して何の疑問も持っていませんでした。

 

そんな普通の私がいくつもの経緯と偶然が重なって、ベンチャーキャピタリストを経て先のベンチャーの創業に関わることになったのです。

 

この会社はテクノロジーベンチャーと言われ、

VCから数十億円の資金調達を行いIPOをめざし、

世界的な大企業を顧客にし、

グローバルに多くの社員を採用していきました。

当時の目標と世間的な良い会社が一致していたのです。

 

結局私はベンチャー企業の経営に携わりながら、極めて世間的な常識しか知らずに行動していた訳です。

 

この3年間で年間200社以上のありとあらゆるベンチャーのビジネスモデルを見て、今までとは違うことに気づかされました。「少人数でも素晴らしいビジネスが存在する」ということです。

 

十数名のベンチャーでも、あるいは3〜4名の会社であっても、素晴らしい価値を世の中に提供しているのです。極端なケースでは代表1名でチームを組んで1億円近い利益を計上している会社もありました。これらの会社はみな社員と顧客から大きな信頼を得ていました。

 

今までの常識と逆さまです。

 

なぜそれが可能となったのか?突き詰めていくと一つはテクノロジーです。

テクノロジーを活用すれば「1人の人間が100人のビジネスマンを凌駕する」ということが可能です。

 

では、テクノロジーを使うとはどういうことでしょうか?

一言で言えば、世界70億人の経験が蓄積されたネットワークから必要な情報を取り出して自分で使うことです。

 

簡単に言えばGoogleで検索し、インターネットサービスを展開することです。

 

これってテクノロジーなのですか?誰でもできる普通なことではないのでは、と思いませんか?私もそう思いました。

 

もう一度テクノロジーに話を戻します。

 

この数十年の間にパソコンも、サーバーも、インターネットサービスなど様々なテクノロジーに膨大な金額が投資されてきました。GoogleAmazonFacebookAppleはこれらのテクノロジーを使ってビジネスを展開しています。

 

私たちにとってみるとGoogleAmazonFacebookAppleが使っている技術と同じテクノロジーをほぼ無料で使えます。テクノロジーを作ることには大きな資金が必要ですが、テクノロジーを使うことにはほとんど資金を必要ないのです。

 

もう少し言うと私たちはGoogleAmazonFacebookAppleが使っている技術と同じテクノロジーを使って、私たちができるビジネスを選択することができます。(当たり前ですがiPhoneを作るのも、検索エンジンを作るのも選択には入りません。)

 

それでは我々にできるビジネスは何か?

一つはこのブログです。

私の持っている経験、情報を別の人にシェアできる方法でネットワークの中に情報発信していくことです。

 

ブログなんて当たり前、と思うかもしれません。でもブログの本質を理解した上で使っている人は多くありません。

先ほど紹介した会社は様々な方法で情報発信を徹底的に突き詰めていました。

 

私は幸いなことに、

当たり前の技術を使って当たり前でない結果=とてつもない利益を出していることを

現役ベンチャー企業の経営者から直接目の前で見せてもらうことができました。

 

私はここまできてやっと世間の常識とは違う、世界の存在に気がつくことができたのです。

 

付け加えれば

私が今まで様々なご縁でお会いさせて頂いた世界的な大企業の創業者たちも皆、表現は違えども同じことを言っていることに気づいたのです。

 

私は今、

誰でも使えるテクノロジーを使って、

まずは自分ひとりからビジネスに挑戦し、

自分と周囲に経済的に豊かな成果をもたらし、

新しい世界に飛び込んでいく、

そんな人が増えることを願っています。

 

ブログでは

・イケてるベンチャーの戦略=勝ちパターンとは何か?

・テクノロジーを使うとはどういうことか?

・そもそも今、世界はどうなっているのか?

・どうやって稼ぐか?(ビジネスモデルといいます)

・そももそ何のビジネスをするのか?

 

などなどを書いていきます。

 

このブログに出会った人が1人から始めて活躍できるよう、

私がこれまで培ってきた知識・経験・思考のすべてを発信していきます。

 

それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました。